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あなたのうつは産業トラウマかもしれない

みなさん、こんにちは。心理療法家の佐原です。

話を聞くだけのカウンセリングではなく、実際に心身に変化を起こすための心理療法を施して、症状の解消を導いています。

うつ専門のこのブログは久しぶりの更新になります。
(無駄な情報を増やすことで、本当に有益な情報が埋もれてしまわないように、更新は必要最小限にしています)

今日は特に働く男性に多い、うつの特徴的な症状と回復のイメージをシェアしたいと思っています。

30代40代の働き盛りの男性に多いのですが、このような特徴のある症状を訴える方がいらっしゃいます。

  • 喉の辺りが詰まって声が出しにくい。
  • 会社に行くのが怖い。日曜の夕方になると憂鬱になる。
  • 踏ん張りが訊かなくて頑張ることができなくなってきた。
  • 仕事や責任を全て放り出して逃げ出したくなる。
  • 職場の周りの元気な社員の声などが怖く感じたり、音に敏感になっている。
  • 満員電車が怖い。
  • 睡眠障害(不眠や中途覚醒など)の傾向がある。

などなど。

特に対面でカウンセリングしていると、喉のあたりの詰まりがとても特徴的で一瞬で分かります。

ご本人さんは「朝起きられない…。」とか、「身体がだるくて仕事が進まない。」といったことを訴えていらっしゃいますが、

その喉の詰まりや震えるような声を聞いていると、本人さんの身体はまた違ったことを訴えているように感じます。
それは

「怖い。怖い。怖い。逃げたい。」

そう訴えています。

ですので、ご本人さんの主張は受け止めつつ、私達カウンセラーが探らなければならないのは、

いったい彼はどんな恐怖に晒されたのか?

という点です。

それを探っていくと、やはり思い当たる場面が出てきます。

失敗すると大問題になるようなプロジェクトに携わっていて、大きな責任を背負って時折、肝が冷えるような恐怖を感じながら頑張ってきたと言います。

これではっきりしました。

彼の心身に現われている症状は「うつ」というよりも、恐怖に晒され続けたことによる「トラウマ」なのです。

仕事によるトラウマ

トラウマというと一般に、暴力や事故などのショックを受けた時に起こる反応だと思われがちです。

確かにその通りで、事故の衝撃が癒やされずに身体に残った状態がトラウマです。

では、特に事故や暴力などの怖い出来事も無いのに、トラウマになることがあるのでしょうか?

そこが盲点になっています。

例えば想像してみてください。

・夜に歓楽街で酔っぱらいの集団に絡まれて殴られた。

こういったケースは怖いですし、殴られた衝撃は残りますね。これだと非常に分かりやすい。

では、この殴られる場面と次のような場面と比べると、どちらが怖いでしょうか?

・課長である自分の課のミスによって会社に数億の損失が出るかもしれない。

・大手銀行のシステムを4月1日で一新するためにプログラムを組んでいる。もしミスや障害が出たら新聞に載るようなレベルかもしれないし、その損失や社会的影響の大きさははかり知れない。

・空港の管制官をしているが英語で飛び交う情報をキャッチしなければならない。もしミスがあったらどうなるのか、その影響の大きさは想像を超えている。

いかがですか?

先の、酔っぱらいに殴られるケースと比べてどちらの方が恐ろしいでしょうか?

多くの方は後の3つのケースの方が怖いと感じるのではないでしょうか。

ポイントは、酔っぱらいに殴られるケースと違って後の3つは、どれほど大きな影響が出るのか、自分の想像を超えている点です。

恐怖というものは想像力の中に宿ります。

更に言うと、自分の想像の限界を超えた何かがあると思う時、恐怖は最も力を持つのです。

酔っぱらいに殴られても事故に会っても、それはもう想像の入り込む余地の無い、単なる出来事です。

だから、身体は出来事を過去として完了させ、今の癒やしに集中できます。

でも、先の3つのケースなど、本当の「最悪」がどれほどのものか測ることができないので、想像がどんどん膨らんでいき、重圧としてのしかかってきます。

特に「人に迷惑をかけたくない」という思いの強い真面目な方にとって、自分のミスでどれほどの人に迷惑をかけるのかと考えると、それは震えが止まらないほど大きな恐怖なのです。

余裕の無い職場で、周りの皆も捌き切れない仕事量を殺気立ってこなしている時に、自分のミスで皆の仕事を増やしてしまったら…。

そう思うと恐ろしいものがあります。

彼らはその時のことをこう表現します。

「死んだ方がよほど楽だと思いました」

ミスをして多くの人に迷惑をかけることの恐怖は、自分の死の恐怖よりも大きいのです。

言い方を変えるとこうなります。

『この時代の仕事は、死を超えるほどの恐怖と直面するリスクがある。』

私はこの時代の仕事によって受ける巨大すぎる恐怖。それによって発症する心身症状を『産業トラウマ』と呼んでいます。

トラウマからのうつは解消できる

「うつ」として扱っていく中では解消されなかったものが、「トラウマ」として扱っていくことで、症状が消えていきます。

トラウマの解消は、「カウンセリング」と聞いてイメージされるような対話によってではなく、身体療法によって可能になります。

そして、この症状の本質的な解消には、更にその先があります。

それは

その恐怖を乗り越えられる人もいる中で、なぜあなたはトラウマ化したのだろうか?

と掘り下げていくと見えてきます。

心理的責任を負い安い傾向だったり、元々持っている自己重要感の低さだったりします。

つまり、解決のイメージはこうなります。

まず最初に身体にの残った恐怖(トラウマエネルギー)を解消して、トラウマ処理をする。
↓ ↓ ↓
ダメージを受けやすい心理的傾向を解消するための心理療法を施す。

これが基本的な回復の流れです。

この大きな流れで、そのプロセスの中に、

心身を休めるための休息や

運動療法や、

栄養療法、

現実的な環境改善、

必要であれば薬物の投与などが、補助的に入ってきます。

ですが、一般的なうつ治療はその補助的なことだけで本質が抜けているために、治療に何年もかかりかつ再発のリスクを残してしまうのです。

以上です。

トラウマ処理→心理的傾向の変化。

これを本質的なうつ解消(実際には産業トラウマの解消)のイメージとして持っていていただければと思います。

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