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うつが根本から解消するとはどういう状態か

みなさん、こんにちは。カウンセラーの佐原です。

夏真っ盛りで猛暑が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

外は晴天が続いていますが、このブログをお読みの方の中には、今、苦しいうつの最中で、
この状態がいつまで続くのか…。

本当に解消できるのだろうか…。

と、解消のイメージが全く見えないまま、不安になっている方も多いかと思います。

そんな苦しみの最中にいらっしゃる方には、まずうつの解消のイメージを持っていただくことが、大きな救いとなります。

そこで、今日は今の心理療法の最前線で、実際にどのようにうつが解消されているのか、そのメカニズムをお話ししたいと思います。

うつ解消のイメージが掴んで頂くと、それだけでも心が軽くなるものです。

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うつにはいくつかの種類があります。

でも症状は似ているため、病院ではどれも同じ「うつ」と診断されてしまいます。

ですが、うつになっている原因が違うので、それぞれに違う処置をしなければ本当の意味では改善していくことはありません。

まず、いくつかあるうつ症状の内の1つが、前回の記事に書いた、『産業トラウマ』です。

仕事でトラウマレベルの大きなストレスを受けることで、会社や人が怖くなっている状態です。

トラウマ処理(身体から恐怖エネルギーを抜き取る)をすることで、うつ症状は解消していきます。

正確に言うと、この処理をすることでようやく神経が休まり、

睡眠や休息が機能するようになり、

栄養を摂取するようになり、

身体が心身の回復にエネルギーを回すようになります。

逆に言うと、この処置をしないと、

身体は回復にエネルギーを回さずに、敵(恐怖の対象)に身構えることにエネルギーをさき続けます。

ですので、寝ても疲れが取れないし、数ヶ月休職してもなかなか回復している実感が持てないのです。

まずはトラウマ処理が必要なのですね。

そして、もう1つのうつ症状が、過去の親子関係から来ている不都合な信念(ビリーフ)によるものです。

例えば、「存在してはいけない」というビリーフを持っている人は、

それでもなんとか自分の存在を許してもらおうと、

過剰に人に好かれようとしたり、

仕事を請け負い過ぎてしまったり、

仕事を完璧にしようとすることで、疲弊してしまいます。

その結果、過労からうつになるのです。

それを改善するにはカウンセリングや認知療法を通じて

  • 仕事を断れるような考え方をしようとか、
  • 完璧じゃなくても良いと考えようとか、
  • 人に嫌われることも受け入れよう

などと、自動思考を変えることが今の世の中の一般的なうつ改善方法です。

ですが、やってみた方は実感されると思いますが、これはまず上手く行きません。

カウンセラーにそう考えろと言われても、頭で分かっていてもそう考えられないから苦しいんです…。

そう訴える方が非常に多いのです。

ではなぜこういった考え方の修正が上手く行かないのでしょうか?

それは、完璧主義や、仕事を断れないなどの信念は表面の「考え方」にすぎないからです。

表面の考え方を変えて、無理に仕事を断るように努力すると、その奥に隠れていた

「無価値観=存在してはいけない」

という信念が恐怖を発動させて、余計に苦しくなるのです。

人によっては死にたくなったり、震えるほどの恐れが出てくることもあります。

本当に癒さないといけないのは完璧主義や気を遣う考え方ではなく、その奥にある「存在してはいけない」という信念とそれに伴う大きな「恐怖感」です。

それを解消するとどのようになるかというと、以下にクライアントさんの声を引用します。

他の人は殆ど残業をしていましたが、私は定時になったら、「お先に失礼しま~す(^O^)/」と帰ってきました。
今までなら、自分は暇で、他の人が業務過多で死にそうになっていたら、「何かしなきゃ。何かしなきゃ」と、私自身が生きた心地がしませんでした。
以前の自分なら、残業している人の仕事を何か手伝おうと、必死になっていたと思います。
今は、「私に手伝えることがあるなら手伝いたい」、とは思いますが、以前のようないたたまれなさは、1/100くらいに減りました。
定時で帰るときも、以前なら自分だけ帰るなんてとてもできませんでした。
「他の人はどう思っただろう」と不安でたまらなくなったり、自分が悪いことをしている気がしたり、事務所に居場所がないような恐怖を感じたりしていましたが、こちらも、以前の1/100くらいに減りました。
自分がこんなにも変わる日が来るなんて、こんなに楽に生きられる日が来るなんて思ってもいませんでした。

 

素晴らしいですね。

無理して考え方を変えているのではなく、頑張って断るのでもなく、自然に気を遣う必要がなくなっています。

あまりに自然な変化なので、人によっては自分が気を遣わなくなっていること自体に気づかないこともあるほどです。(実際とても多いです)

本当に本質的な変化というものは、それほどに自然なのです。

こういったケースのセラピーでは、うつを改善することを通じて、これまで自分の性格だと思っていたものが変わります。

その結果、生きることがとても楽になります。

ですので、その後に続く人生のことを考えると、非常に価値のある変化となります。

こういう言い方が許されるのであれば、この変化、生き方の根本改革こそが、うつが与えてくれたギフトということもできるかもしれません。

うつの原因となる信念(ビリーフ)はこの「存在してはいけない」以外にもいくつかの種類があり、それによって悩みの種類も違っています。

失恋でうつになるケースと、仕事の過労でうつになる人では、問題となる信念が違うのです。

以下のページで自分の持っているリミッティングビリーフをチェックしてください。

>>代表的なビリーフのチェックリストはこちら

セラピーではクライアントさんのお話を伺いながら、どの信念が隠れているのかを掘り下げ、それを原体験から根本的に解消して行きます。

それによって、これまでの自分の感じ方や反応が変わり、心の負担が楽になり、うつを再発することが無くなります。

以上がうつの根本解決のイメージです。

ちゃんと変化する道筋があるということを知っておいてくださいね。

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