無料メール相談はこちら

人それぞれに治癒の道がある

みなさん、こんにちは。

相変わらずカウンセリングで忙しい日々を過ごしております。

本当にご無沙汰しておりました。久しぶりの更新です。(うつの方は文字を読むこと自体も大きな負担ですので、あまり無駄な情報を増やしたくないのです。)

今日はまず本のお話しから始めます。

うつとは無関係なお話しに思えますが、うつの大切な問題に絡みますので、どうか最後までお読みください。

********

今日本屋で何気なく本棚を見ていると、『置かれた場所で咲きなさい』というタイトルに目が止まりました。

置かれた場所で.jpg
置かれた場所で咲きなさい

現在ノートルダム清心学園の理事長をされている渡辺 和子さんの著書です。

「置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう。」

と語る、本書の内容には、どんな状況をも受け入れて、そこで天分を全うしようとする人間の放つ敬虔さと美しさがあります。

そして生きるということに対する真理の響きのようなものを感じ取れます。

でも同じ本屋にはこんな本もありました。

ダメなら.jpg
ダメなら、さっさとやめなさい!

マーケティングの世界で有名なセス・ゴードンの著した本です。

アメリカのマーケター特有の威勢の良さを感じます。

先の『置かれた場所で咲きなさい』では、現状を受け入れてそこにとどまって掘り下げていくような生き方を説いていましたが、今度は、『ダメなら、さっさとやめなさい!』と来ました。

メッセージがまるで真逆ですね。

でも、内容紹介を読んでみると、次のような言葉には真理を感じます。

「勝ち組は何かを投げ出してばかりいる。悪びれずにすぐに投げ出す。

そして、「これだ!」と思える「運命の谷」に出合ったら、その正しい目標のために、そこから這い上がろうと力を尽くす。それどころか、勝者になる人々は、いつも「運命の谷」を探してさえいる。」

私自身が様々な人を見てきた経験からも思います。成功者は意外に節操もなく投げ出しますし、変わり身が早いものです。

それにしても、これはいったいどういうことでしょうか?

やめるなと言われたり、やめろと言われたり。

相反するメッセージが、同じ書店に売られている。

ここにメッセージのもつ難しさがあります。

【コンテクスト=立ち位置を理解する】

メッセージというものがしっかりと機能するには、それを受け取る人の立ち位置を理解していることが大切です。

いつまでも自分に合った仕事を求めて会社を転々としている人には、『置かれた場所で咲きなさい』を読んで頂いて、同じ場所にとどまって、一見退屈に見える仕事を黙々と続けていくことで出てくるベテランの深みと人生の味わいを体験していただきたいと思います。

でも、業界的にも経営的にも可能性が先細っている会社にいつまでもしがみついて、自分の人生と身体を会社とともに破壊させようとしている方には、「ダメならさっさとやめなさい!」と言いたくなります。

つまり、その人の今いる立ち位置(コンテクスト)によって、必要なメッセージ(テクスト)が変わるということです。

例えば、相手を導きたい真理が名古屋にあるとすれば、東京にいる人には「西へ行け!」と言うでしょう。

でも大阪にいる人には「東へ行け!」と言わねばなりません。

メッセージは真逆だけど、実は言っていることは同じなのです。

ですので、自分の立ち位置が分からずにメッセージを信じると、それは危険な偏見ともなりえます。

大阪にいる人が「西へ行け!」というメッセージを真に受けて、一生懸命前に進んで福岡にたどり着いてしまう。

これは本当によくあることです。

ですので、知の全体像を理解して(つまり日本地図を理解して)あなたの立ち位置を客観的に判断して、今のあなたにとって必要なメッセージと共に道案内してくれる誰かが必要なのです。

そして、それがカウンセラーやコンサルタントの仕事です。

私たちの仕事で大切なのはメッセージを与えること以上に、あなたの立ち位置を特定することにあります。

【あなたのうつはどっちへ進むべきか?】

ここで、ようやくうつのお話しです。

最近はテレビでも健康に関する様々な情報が飛び交っていますので、それを自分の立ち位置を顧みずに選んでいる人が本当い多いのです。

当カウンセリングルームに来られる方にも、うつ治療には大量の栄養が必要なのに、「現代人には朝食は必要ない。」といったメッセージを信仰して朝食を抜いていたり、

明らかに理不尽な抑圧をされていて会社のあり方を疑うべき状況なのに、「人生で起こる全ての出来事は自分の責任」というポジティブ・シンキングの本を真に受けて、我慢して努力を続けた結果、心を壊している方など。

自分の立ち位置に合わない情報を受け取って、状況を悪化させている方が非常に多い。

「現代人には朝食は必要ない。」も、「人生で起こるすべての出来事は自分の責任」という教えも、ある人にとってはとても重要なメッセージなのですが、ある人にとっては毒になります。

更に細かく見ると、同じうつ状態でも、その進行状況や原因によって伝えるべきメッセージや改善していくための方法は異なります。

ですので、闇雲に情報を求めて間違った方向に進むくらいなら、今のあなたの立ち位置を知るためだけでもいいので、カウンセリングをご利用ください。

今のあなたがどこにいて、どこに進めば治癒していくのか、その道筋は1回のカウンセリングでお伝えすることができます。

それ以後、カウンセリングを継続するのか、ご自分の努力で進んでいけるのか、それはまたその後のお話しです。

まずは今のあなたの立ち位置を明らかにしましょう。

そして進むべき道をしっかりと見定めましょう。歩くのはそれからです。

>>無料相談はこちら

>>カウンセリングの詳細はこちらを御覧ください
(現在は2〜3週間待ちでご予約いただけます)

自宅で自分でセラピーをするには↓こちら(これは心理療法のアプローチです)
>>うつ回復自宅CDプログラムはこちら