みなさん、こんにちは。
師走に入り本格的に寒くなって来ました。そして慌ただしくなって来ました。
当カウセリングルームは12月29日まで営業しています。
今回は仕事に行くのが怖い。電話が鳴るのが怖い。上司が怖いと感じる症状について、とても重要なことをお伝えしたいと思います。
病院で「うつ病」や「適応障害」「自律神経失調症」と診断されている人の非常に多くに当てはまるパターンがあります。
当カウンセリングルームに来られる人の多くが同じことを訴えます。
それはこんなパターンです。
うつで休職をして数カ月が経つと、休養と薬で症状が安定して来てた。家にいる時は気持ちも前向きになって来たので職場復帰をした。でも会社に行ってみると、
「上司が怖くて、意識してしまって仕事に集中できない。」
「周りの音に敏感になってる。」
「会社に行くことが怖い。」
などの反応が出て、自分の症状が治っていないことを痛感するのです。
そして、休養と薬でも治らなかったのだから、この先どうしていけば治るのか? 途方に暮れてしまいます。
これはうつではない
こういった症状まで病院では「うつ病」と診断されます。あるいは社会不安障害(SAD)と診断されることもあります。
でも、この症状は実は「トラウマ」なのです。
職場が過酷で仕事量も多くオーバーワーク気味で、かつ上司からの叱責も酷いような状態で仕事をしていると、いつかは限界を超えてしまってうつを発症し、会社に行けなくなります。
そして、しばらく休んで薬を飲んでいると気持ちの落ち込みや身体の重さなどの「うつ症状」は抜けていきます。
しかし、過酷な職場や怖い上司に対するトラウマ反応は抜けていないのです。
この「うつ症状」と「トラウマ反応」を分けて考えるという発想が一般的な精神科や心療内科には無いので、全てまとめて「うつ」としてしまいます。
そして薬で時間をかければなんとかなると説明されます。
しかし残念ながら、トラウマ反応というものは時間では解決しないと言われています。
何かしらの働きかけをする必要があるのです。
うつ病患者の半数はにはトラウマ治療が必要
当カウンセリングルームに来られるうつ病のクライアントのおおよそ半数の方は、多かれ少なかれトラウマ反応を起こしていて、トラウマの解消が必要という判断をしています。
そこで催眠療法を使ったり、イメージワークを使ったり、身体の経絡に働きかけたり、様々な方法を使って、身体が受けたトラウマ反応を解除していくのです。
「あんなに怖かった上司が特に怖いと感じなくなった。」
「仕事に行く事を考えただけで吐きそうだったのに、収まってきた。」
「電話が鳴るだけでドキッとしていたのに、仕事に集中できるようになってきた。」
こういう声が出てくるようになって、ようやく安心できるレベルまで改善してきたと判断します。
「うつ」と一言で片付けられるあなたの症状に、トラウマ反応が含まれていないかを意識してください。
そして、トラウマ的な反応があるようでしたら、時間では解決しにくいので、お近くの心理療法家にトラウマ解消を依頼してください。
的確にワークしていけば回復は十分に可能です。
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