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感情と思考の扱い方を習得する

こんにちは。

ご無沙汰しています。

ここ最近はカウンセリングに忙しくてなかなか時間が取れませんでした。

認知行動療法が人気なのと、5月病のような症状で来られる方が多いという、2つの理由が重なって、なかなか予約の取りにくい状態になっています。ご迷惑をおかけしていますm(_ _)m

今日は「うつ」というものを感情と思考というキーワードで探ってみたいと思います。

感情も思考も、人間にとって非常に大切な道具です。

思考は、計画を立てたりリスクを見積もったり、判断するための道具です。

感情は、危険を知らせたり、自分の中の幸せ感や不一致感を知らせたり、行動のエネルギーを生み出すための道具です。

どちらも必要な道具なのですが、その使い方を誰かから学んだという方はまずいらっしゃいません。

例えば、不安な感情によって、「あなたはまだするべき事がありますよ!」というサインが来た時、

どうやって、そのサインに「ありがとう、もうサインを消してもOKですよ。」と命令するのか、その方法を知りません。

だから、対処した後も、寝ている間も感情はサインを出し続けてしまい、その結果、身体が疲弊してしまいます。

「寝た気がしない。」「眠りが浅くて朝起きると身体がだるい。」とおっしゃいます。

その他に、必要以上に「やらなければならない!」という思考が強すぎて生きづらい場合、どうやってその思考の縛りをゆるめるのか。

それも学校で習うわけではありませんので、普通は知りません。

私も10代後半から20代の頃は、自分の感情と思考にずいぶん悩まされました。

道具であるはずの感情と思考に、振り回されて内面が嵐のようでした。

これを克服するには、感情と思考を扱うための方法を学べばよいわけですが、

それが上手くいく人と上手くいかない人がいることに気が付きました。

ある人は学ぶだけで、すぐに感情の使い方をマスターされます。

翌週のカウンセリングにはスッキリとした涼しい顔で来られるのです。

でも、ある人は自宅でも頑張ってワークしているにもかかわらず、なかなか効果を感じられないようです。

この違いがどこにあるのか?

最近、その理由がわかってきました。

それは、

思考と自分を同一化している方。

あるいは、

感情と自分を同一化している方、

そういう方は、難しいようなのです。

例えば失恋という体験をされて、その不甲斐なさや悲しさといった感情が出てきますが、

自分=感情。

と感じるのか、

自分の中の一部に、悲しみという感情が出てきている、と感じるのかの違いです。

前者のケースでは感情処理が上手く機能しないのです。

だから、まず感情や思考から自分を切り離し、新しく自分という中心感覚を作るところから始めます。

これができると、感情が騒ごうが思考が忙しかろうが、自分は中心でどっしりと構えていて、静かな幸せを感じながら対処するというようなことが可能になります。

これは、うつの方に限らず、とても重要なライフスキルだと感じています。

実は私も今、意識して中心感覚を強化しています。そうすると本当に生きるのがラクです。

誰が何を言おうが、自分は常に安心感の中にいられるからです。

このスキル。

やってもらうことがとても地味で恐縮なのですが、

思考や感情の扱い方を習得する上で、土台のスキルなので、今ではクライアントさんに最初にお伝えするようにしています。